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NYダウ続落、139ドル安 フェデックスの急落が重荷 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比139ドル40セント(0.5%)安の3万0822ドル42セントと2カ月ぶりの安値で終えた。物流大手フェデックスが15日夕に発表した決算の速報値と業績見通しが振るわず、世界景気や米企業業績の下振れへの懸念が強まった。

米連邦準備理事会(FRB)の急激な金融引き締めが米景気を一段と悪化させるとの見方が強まり、景気敏感や消費関連株を中心に売りが優勢だった。

ダウ平均は週間では1329ドル(4.1%)安だった。8月の米消費者物価指数(CPI)の上振れを受け、13日に今年最大の下げを記録したのが響いた。

フェデックスの2022年6~8月期決算の速報値では、売上高などが市場予想に届かず、9~11月期の見通しも市場予想を下回った。国内外で貨物需要が減少していることを理由に、23年5月期通期の業績予想も撤回した。株価は2割あまり下落した。フェデックスはダウ平均の構成銘柄ではないが、景気の先行指標とされるダウ輸送株平均に含まれる。物流や運輸関連株への売りが膨らみ、同指数は5%安と急落した。

ダウ平均の構成銘柄では航空機のボーイングや石油のシェブロンなど景気敏感株の下げが目立った。スポーツ用品のナイキや映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーなど消費関連も売られた。

高インフレの定着を防ぐためにFRBが大幅利上げを続けるとの見方も投資家心理の重荷だった。米長期金利が一時、前日比0.04%高い(価格は安い)3.49%と3カ月ぶりの高水準を付けた。利上げの長期化観測から米金利の先高観が強まっている。高PER(株価収益率)のハイテク株の相対的な割高感が意識されやすく、顧客情報管理のセールスフォースなどが売られた。

ダウ平均は朝方に400ドルあまり下げたが、その後は下げ幅を縮小した。投資家は20~21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて慎重になっている。「持ち高調整を含め、短期的な自律反発を見込む買いが入った」(キングスビュー・インベストメント・マネジメントのポール・ノールト氏)との声があった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比103.953ポイント(0.9%)安の1万1448.404で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのメタプラットフォームズなどの下げが目立った。

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