9日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比154円42銭（0.55%）高の2万8219円70銭で終えた。上げ幅は一時200円を超えた。前日の米株高や円安進行から投資家心理が強気に傾いた。9日のアジア株式市場で上海など主要指数が堅調に推移したことも支えとなった。
8日の米株式市場でナスダック総合株価指数が続伸したことで東京市場でも値がさのハイテク株などが買われ、指数を押し上げた。外国為替市場の円安基調も輸出企業の採算を改善するとの期待を高めた。
日経平均は前日に634円高の大幅高となったこともあり、一部の銘柄には上値で利益確定売りが出て指数は伸び悩む場面もあった。野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジストは「円安に加え、原油の安値傾向でインフレに対する警戒感がやや後退し、利益確定売りをこなしての上昇につながった」とみていた。
東証株価指数（TOPIX）は続伸した。前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9444億円、売買高は7億4456万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は1223と、全体の7割弱を占めた。値下がりは520、変わらずは94だった。
エムスリー、東エレク、トレンド、日東電、ファストリが高い。中外薬、塩野義も買われた。半面、ダイキン、ブリヂストン、富士フイルムが売られた。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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September 09, 2022 at 07:11AM
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