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NY連銀総裁、コロナ禍は超低金利時代を終わらせていない-講演 - ブルームバーグ

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は19日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でそれまでの超低金利時代に終止符が打たれたという証拠はないと述べた。ただ、長期的には経済成長ペースが低下する恐れがあるという。

  同総裁はまた、r*(Rスター)と呼ばれる中立金利(自然利子率)が2019年の水準に戻ったとも指摘した。中立金利とは、経済が完全稼働しながらも物価が安定している状態の実質短期金利として定義される概念上の金利水準。

  ウィリアムズ総裁は「パンデミック期の長期的な帰結として最大なのは潜在的な生産縮小だが、Rスターに残した影響は比較的弱いように見える」と、ワシントンで開かれた連邦準備制度理事会(FRB)関連の会合で講演。「重要なのは、非常に低い中立金利の時代が終わったというエビデンスはないということだ」と述べた。発言内容は事前原稿に基づく。

  FRBはパンデミック時に四半期毎の中立金利推計値の公表を停止したが、ウィリアムズ総裁はこれが再開されることも明らかにした。

原題: Fed’s Williams Says Pandemic Didn’t End Era of Very Low Rates(抜粋)

 

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