2023年07月26日23時00分
中央最低賃金審議会の小委員会に臨む委員ら＝２６日午後、東京都千代田区
中央最低賃金審議会（厚生労働相の諮問機関）の小委員会は２６日、２０２３年度の最低賃金引き上げ額の「目安」について大詰めの審議を行った。全国加重平均で政府が目指す１０００円達成に向け、３９円以上の引き上げとなるかが焦点だが、労使の主張に隔たりがあり、決着を持ち越した。２８日に審議を再開する。
労働側「８００円台解消」要求 最低賃金１０００円へ攻防―厚労省審議会
最低賃金の全国平均額は現在、９６１円。労働者側は消費者物価指数に関し、電気・ガス料金の負担軽減策による押し下げ効果があっても、審議で使われるベースでは最近４％程度上昇していると指摘。最低賃金が全国で最も低い８５３円の沖縄県などで４７円引き上げ、全ての都道府県で９００円以上となるよう求めた。
一方の経営者側は引き上げ自体には理解を示すが、「中小企業に過度の負担を担わせないよう配慮をお願いしたい」と要望。エネルギーの高騰や人件費については製品・サービスへの価格転嫁が十分でないと実情を訴えている。 
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July 26, 2023 at 09:00PM
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最低賃金、決着持ち越し １０００円へ、労使に隔たり―厚労省審議会 - 時事通信ニュース
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