1日午前の東京株式市場で日経平均株価は小反発し、前日比49円11銭（0.18%）高の2万7376円22銭で終えた。インフレ圧力の鈍化を示唆する経済指標を手がかりに前日の米株式市場で主要3指数が上昇した。米株高を受けて日本株にも買いが広がり、上げ幅は一時200円を超えた。ただ、上値抵抗水準として意識される2万7500円台では戻り売りに押され、伸び悩んだ。
日本時間2日未明には米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果公表を控えている。さらにアップル、アマゾン・ドット・コムといった米ハイテク大手の決算発表も控え、市場では「重要イベントを前に積極的に動きにくい」（野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト）との声が聞かれた。
中国メディアの財新と米S&Pグローバルが1日発表した1月の中国の製造業購買担当者景気指数（PMI）が、好不況の境目となる50を下回ると、日経平均は一段と上げ幅を縮めた。
東証株価指数（TOPIX）は反発した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆5803億円、売買高は5億9297万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は968、値下がりは770、変わらずは95だった。
前日に決算を発表したアルプスアル、スクリン、アドテストの上げが目立った。一方、TOTO、エプソンが下げた。受注高見通しを下方修正したレーザーテクは大幅安となった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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February 01, 2023 at 09:54AM
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