米ボストン連銀のコリンズ総裁は銀行システムは健全であるとし、インフレを抑えるためには追加の利上げが必要だとの見解を示した。
全米企業エコノミスト協会（ＮＡＢＥ）主催の30日の会合でコリンズ総裁は「インフレ率は依然として高過ぎる」と指摘。「物価の安定を伴いつつインフレ率を目標の２％まで引き下げるにはまだ課題があるという私の見解を、最近の各指標が裏付けている」と述べた。
その上で、十分に景気抑制的な水準に政策金利を引き上げるために必要なペースとして、0.25ポイント幅が適切だと考えていると語った。同総裁は今年の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合で投票権を持たない。
コリンズ総裁は最近の銀行不安が経済見通しの不確実性を強めるとしながらも、融資基準の厳格化が今後において追加利上げの必要性を減らす可能性があるとも指摘。
「銀行システムは引き続き頑強だが、最近の動向によって銀行がやや保守的になって貸し出し基準を引き締め、その結果、景気減速とインフレ圧力低下に寄与する可能性がある」とし、「こうした動きが追加利上げの必要性を部分的に相殺するかもしれない」と語った。
原題： Fed’s Collins Says Some More Tightening Needed, Banks Are Strong（抜粋）
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March 31, 2023 at 12:40AM
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ボストン連銀総裁、インフレ抑制に追加利上げ必要－銀行システム健全 - ブルームバーグ
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