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ドル・円上昇、米金利低下は行き過ぎとの見方-一時134円前後 - ブルームバーグ

東京外国為替市場ではドル・円相場が上昇。先週末からの米国の金利急低下がやや行き過ぎとの見方が広がり、米消費者物価指数(CPI)の発表を前に米金利と共にドルが持ち直した。ただ、銀行システムへの不安がくすぶり、米金利先高観測が後退している中、上値は1ドル=134円前後で抑えられた。

 
  • ドル・円は午後3時59分現在、前日比0.3%高の133円62銭。ここまで133円3銭を安値に一時は134円3銭まで上昇
    • 13日の海外市場では132円29銭と2月14日以来の安値を記録

  あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジストは、「市場には米利上げスキップとの織り込みも入ってきているが、米2年金利は低下し過ぎている面がある」と指摘。ドル・円も「ドル買い需要もあると思うので、下げたところでは押し目買いも入っている」と話した。

ドル・円相場と米2年債利回り

  米2年債利回りは13日に60ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り低下し、昨年9月以来の低水準を付けた。一方、14日アジア時間の取引で一時22bp近く上げて4.2%付近まで上昇。ただ、日本時間午後にはクレディ・スイス・グループの 年次報告書を受けて、3.82%台まで急低下し、ドル・円も133円前半まで上げ幅を縮める場面が見られた。

  金利スワップ市場が織り込む来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25bp利上げの確率は5割程度となっている。シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクの経営破綻を受け、市場ではFOMCが金融引き締め停止に追い込まれるとの見方が広がった。

  諸我氏は「現時点では25bpの利上げをする可能性が高いと思うが、今後1週間のマーケット次第という環境になっている」と指摘。もっとも、中長期的には金融引き締めによる悪影響に配慮せざるを得ず、ドル・円は「基本的には上値が重く、下落トレンドという形ではないか」と話す。

  米金融政策を巡る不透明感が強まる中、14日には2月の米CPIが発表される。

  クレディ・アグリコル銀行資本市場本部の斎藤裕司シニア・アドバイザーは、「インフレ抑制と金融システムの話は別であり、25bpの利上げの可能性が高いが、CPIの数字次第では見送りの可能性も排除できない」と話す。さらにCPIが予想比上振れた場合、「FOMCは非常に難しいかじ取りを強いられることになる」とし、「CPIは市場のボラティリティーをさらに高めそうだ」と語った。 

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March 14, 2023 at 05:16AM
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