欧州中央銀行(ECB)政策委員会は、最近数カ月で最も重要な決定の一つを下そうとしている。スイスの銀行クレディ・スイス・グループを巡る市場の 混乱が、長く公言してきた利上げ路線を逸脱させるほどの懸念なのかを判断しなくてはならない。
ラガルド総裁が昨年12月から示唆し、10日余り前にも「非常に、非常に可能性が高い」と述べていた0.5ポイントの利上げを実施すれば、状況が急速に悪化した場合に後になって厳しい批判にさらされるリスクがある。
より小幅な0.25ポイントの利上げ、あるいは利上げ見送りを選択すれば、高止まりするインフレを抑制する取り組みに遅れが生じ得る。ブルームバーグ・エコノミクスやドイツ銀行はいまや、0.25ポイントの利上げを予想している。
![Fears Grow That ECB Will Repeat 2011 Policy Error](https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/ip4fW.CHg4_M/v2/pidjEfPlU1QWZop3vfGKsrX.ke8XuWirGYh1PKgEw44kE/60x-1.png)
政策委員が自身の考えを表明するフランクフルトでの15日の夕食会、より正式な議論の場である16日の会議で、各委員は急速に変化した投資家の期待とともに元ECB当局者2人の助言を考慮するかもしれない。
元ECB理事で現在は仏ソシエテ・ジェネラル会長のロレンツォ・ビニスマギ氏は15日、0.5ポイント利上げ延期または利上げ幅をその半分にすることを現役の政策委員らに提言した。前副総裁のビクトル・コンスタンシオ氏も同じ意見で、最大でも0.25ポイント利上げにとどめるべきだとツイッターで主張した。
ビニスマギ氏は自身が理事として在任中の2011年にECBが犯した誤りの繰り返しになる恐れがあると指摘。当時は利上げに踏み切ったものの、数カ月で巻き戻しを余儀なくされた。これと同じ状況は、3年前の08年にも起きていた。
「今週のECBの利上げ、あるいは来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げは、ECBが08年6月に行った利上げ以来最大の失敗となる可能性がある」と、JPモルガン・アセット・マネジメント(AM)のボブ・マイケル最高投資責任者(CIO)がブルームバーグテレビジョンに語った。
原題: ECB Faces Rate Dilemma on Anxious Eve of Hike Touted for Months(抜粋)
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March 16, 2023 at 02:32AM
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ECBが金利のジレンマに直面、政策決定前夜に市場混乱で判断困難に - ブルームバーグ
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