![日経平均は反落、イベント前に様子見 日中値幅は最小](https://cloudfront-us-east-2.images.arcpublishing.com/reuters/EM2VKY5JBZLVRMMC33C4VKTKE4.jpg)
6月12日、東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比258円08銭安の3万8876円71銭で取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比258円08銭安の3万8876円71銭で取引を終えた。米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)といった重要イベントを前に、ポジション調整の動きが中心だった。商いは低調な上、日中の値幅は136円にとどまって今年最小となり、様子見の強さがうかがわれた。
日経平均は269円安で反落してスタートし、一時325円安の3万8809円36銭に下げ幅を拡大した。前日までの2日間で450円上昇していたことも利益確定売りを誘い、心理的節目の3万9000円を再び下回った。
大型株の下げが目立ち、プライム指数が弱かった一方、スタンダード指数やグロース指数は小幅にプラスだった。「中小型株の見直しが進んでおり、弱いなりに底堅さが保たれている。イベントを通過してアクが抜ければ、上方向を試す余地はありそうだ」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.73%安の2756.44ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.74%安の1418.77ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆3653億1500万円だった。東証33業種では、値上がりは石油・石炭製品と鉱業の2業種、値下がりはパルプ・紙や証券、海運など31業種だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが619銘柄(37%)、値下がりは954銘柄(57%)、変わらずは73銘柄(4%)だった。
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June 12, 2024 at 02:03PM
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