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旧村上ファンド系がコスモエネ株を売却-買い増し計画取り下げも - Bloomberg - ブルームバーグ

岩谷産業は1日、 コスモエネルギーホールディングスの株式を、物言う株主として知られる村上世彰氏が関わる投資会社などから1053億円で取得したと発表した。

  発表資料によると、岩谷産はシティインデックスイレブンスと南青山不動産、野村絢氏から1740万525株を取得。そのための資金は全額を三菱UFJ銀行からの借り入れで賄うという。株式取得に関する取締役会決議や譲渡契約の締結と実行はいずれも1日に行われたという。

  岩谷産はこれまで約0.07%のコスモエネ株を保有。今回の株式取得後の保有比率は19.93%に上昇する。同社はまた、公正取引委員会の審査で問題がなければシティIから25万株の追加取得を予定しているとした。今期(2024年3月期)の業績への影響は精査中で、開示すべき事項がある場合は速やかに開示するとしている。

  今年9月30日時点で3社のコスモエネ株保有比率は19.99%だったが岩谷産業への譲渡を受けて、シティIなどはコスモエネに7月に提出していた大規模買付行為等趣旨説明書を1日付で取り下げた。

   同説明書では、追加で最大400万株取得して議決権割合を24.56%まで引き上げる考えを示していた。取り下げられたことで、買収防衛策を検討していたコスモエネとの間の対立は幕を閉じることになる。同社は今月14日に再び株主総会を開き、シティIなどに対する買収防衛策を諮る予定だった。

  コスモエネは臨時株主総会を含む今後の対応については必要な検討を進めた上で、正式に決まり次第速やかに開示するとの声明文を発表した。

  同社とシティIなどは経営方針を巡って意見が相違。6月に開催した定時株主総会で、コスモエネは買収防衛策に関する議案を利害関係のある大株主を除いて賛否を決める「マジョリティー・オブ・マイノリティー(MoM)」と呼ばれる異例の方式で決議。MOM決議の強行は遺憾としてシティI側は同説明書を提出していた。

  SMBC日興証券の神近広二アナリストはリポートで、対立構造が解消されたことで短期的な株式の需給悪化懸念が払拭(ふっしょく)されるため「ポジティブな印象」とした上で、自社株買いも実行しやすくなるとの見方を示した。

  岩谷産は液化天然ガスなどの販売や仕入れ、産業ガスや機械事業での原材料の調達などで取引関係がある。両社の経営資源やノウハウを持ち寄ることで脱炭素社会の実現に向けたシナジーを創出し、両社の企業価値向上に資すると考えたとしている。

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(コスモエネの発表とアナリストの見解を追記して記事を更新します)

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December 01, 2023 at 01:54PM
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