米下院情報特別委員会のターナー委員長は、ウクライナとイスラエルに対する新たな支援法案について、年内可決は難しいとの見解を示した。米議会は南部の国境警備の変更案を巡り対立したままだ。
共和党のターナー委員長はＮＢＣの番組「ミート・ザ・プレス」で、「議会は国境を以前の状態に戻すための法改正を要求するだろう」と述べた。これにはメキシコ国境での亡命希望者の入国制限や、国境警備の他の関連条項が含まれる可能性があるとした。
バイデン米大統領が来年初めまでのつなぎ予算案に署名した後、議会共和党は対外軍事支援の承認と国境政策の厳格化の結びつけを図っている。
ターナー下院議員
Photographer: Al Drago/Bloomberg
ターナー氏は「年内に完了させるのは非常に難しいだろう。現時点で障害になっているのは南部国境に関するホワイトハウスの方針だ」と述べた。
米議会は今週、感謝祭の休会明けとなり、イスラエルとウクライナの関連法案を審議する。
一方、上院民主党トップのシューマー院内総務は、米政権から要請された国家安全保障関連の包括法案を「12月４日にも」上院本会議に提出する方針だと民主党議員宛ての書簡で明らかにした。
シューマー氏は「敵対国や競合相手との対決・抑止に必要な軍事力」の必要性に言及し、ウクライナやイスラエル、インド太平洋地域への支援提供は、年内に完了すべき「最も重要な課題の一つ」だと表明した。
原題： Israel, Ukraine Aid Unlikely Before 2024, Turner Says (1)（抜粋）
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November 27, 2023 at 06:50AM
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