Search

ドル・円146円台前半、米金利上昇と株高で円下落-徐々に介入警戒も - ブルームバーグ

22日の東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=145円台後半に小幅下落。年初来高値146円56銭に迫り、日本の通貨当局による円安けん制や介入への警戒感がある中、日本の10年国債利回りが9年半ぶりの高水準に上昇し、日米の長期金利差が縮小したことが下押し圧力となった。

 
  • ドル・円は午後3時27分現在、前日比0.2%安の145円91銭。ここまで146円40銭を高値に一時145円85銭まで下落
    • 21日は145円15銭を安値に、海外時間に146円40銭まで上昇

  NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)は、米国の10年金利が一時4.36%と2007年11月以来の水準に上昇したことを受けて、ドル買い・円売りが先行したと指摘。その後は輸出企業など実需のドル売り・円買いが上値を抑制したことや「日本の長期金利が上昇した一方で米金利が上げ幅を縮小し、日米の金利差が縮小したことがドル・円を押し下げた」と述べた。

  25日に米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)で行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演では、堅調な米経済とインフレリスクから高金利を長く維持する姿勢を示すとみられており、米金利の上昇圧力につながっている。

前日からのドル・円の推移

  ドル・円は17日に付けた年初来高値に接近し、日本の通貨当局の動きが警戒されている。この日は日本銀行の植田和男総裁と岸田文雄首相が会談したことを受けて、円安に関する議論が警戒され、円買いの動きが強まる場面が見られた。ただ、植田総裁が為替相場に関する議論がなかったことを明らかにすると、円買いの動きは終息した。

  再び146円台での推移となったことでけん制発言などが注目されたものの、鈴木俊一財務相は15日に145円台への円安進行を受け「行き過ぎた動きに対しては適切な対応を取りたい」と述べて以降、新たな発言はしていない。

行き過ぎた動きには適切な対応、145円台に円安進行で鈴木財務相

  りそなホールディングス市場企画部の石田武為替ストラテジストは、昨年とは異なり米金利上昇を受けたドル・円の上昇では介入はしづらいだろうと指摘。当局の発言などで「介入警戒感は高まるものの、実際の介入に関してはジャクソンホール会合後が焦点になるだろう」と述べた。

関連記事

Adblock test (Why?)



ビジネス - 最新 - Google ニュース
August 22, 2023 at 05:44AM
https://ift.tt/SY2kAtz

ドル・円146円台前半、米金利上昇と株高で円下落-徐々に介入警戒も - ブルームバーグ
ビジネス - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/xPjoNr1
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "ドル・円146円台前半、米金利上昇と株高で円下落-徐々に介入警戒も - ブルームバーグ"

コメントを投稿

Powered by Blogger.