ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、先進７カ国（Ｇ７）は７日、首脳声明と外相声明をそれぞれまとめ、発表した。首脳声明ではロシアによる侵略を最も強い言葉で非難するとともに「エネルギー分野を含むロシア経済の主要分野への新たな投資を禁止する」として、ロシア産石炭の輸入禁止を含め、各国が追加制裁を進める方針を打ち出した。外相声明はロシア軍による残虐行為を「大虐殺」と非難し、国際機関による捜査や証拠収集を支援していく方針を示した。
首脳声明では、ロシアのプーチン大統領を「侵略の立案者」と名指しし、「プーチン氏とその加担者に対し、この戦争の代償をさらに高めていく」とした。
追加制裁については「石炭輸入のフェーズアウト（段階的な縮小）や禁止を含む、ロシアへの依存を低減する計画を速やかに進める」とし、欧州連合（ＥＵ）と同様に、石炭の禁輸の実施を明記。石油の依存低減も加速するとした。
このほか、物品・サービスの輸出禁止の拡大▽輸入制限の強化▽ロシア銀行の国際決済システムからの排除の継続▽支配層を構成する個人・団体への制裁強化▽防衛分野への追加制裁－といった措置を明記。他国を通じた迂回(うかい)など「制裁破り」の防止に向け、措置を強化する方針も示した。
一方、Ｇ７は７日、ベルギーのブリュッセルで外相会合を開き、声明もまとめた。外相声明では国際刑事裁判所（ＩＣＣ）などの捜査を資金・技術面で支援していく方針を示し、ベラルーシのルカシェンコ政権の名前も挙げて「共謀したすべての者に対する責任追及を続ける」と強調。ロシアの国連人権理事会のメンバー資格を「停止するときだ」と指摘した。
ロシアに対し、生物・化学兵器や核兵器による威嚇や使用に踏み切らないよう警告。「ロシアの偽情報キャンペーンを増幅させた他の国や主体」への懸念を表明した。
会合には日本から林芳正外相が出席し、ロシアが平和条約交渉の中断を一方的に宣言したことについて、「揺さぶりにひるむことはない」とし、着実に制裁を実行する考えを示した。林氏は会合に合わせ、米国のブリンケン国務長官と会談した。
また、ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）外相会合は７日、閉幕し、ウクライナへの支援強化で合意した。同日の関連会合には、日本の外相として林氏が初出席。対露支援が懸念される中国を念頭に連携を確認した。
林氏は会合で「侵略を直接・間接的に支持している国がいることは憂慮されるべき事態だ。中国は、ウクライナ侵略についていまなおロシアを非難していない」と述べ、中国の対応を名指しで批判した。
世界 - 最新 - Google ニュース
April 07, 2022 at 10:35PM
https://ift.tt/I9aokgn
露産石炭禁輸も Ｇ７首脳声明を発表 プーチン氏「侵略の立案者」 - 産経ニュース
世界 - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/fbVWjY3
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "露産石炭禁輸も Ｇ７首脳声明を発表 プーチン氏「侵略の立案者」 - 産経ニュース"
コメントを投稿