ウクライナに侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は18日、米国がウクライナに長射程地対地ミサイル「ATACMS（エイタクムス）」を供与したことは「間違い」だと非難し、「米国が紛争にますます巻き込まれる」ことになると警告した。訪問先の北京での記者会見で語った。ロイター通信が伝えた。
プーチン氏は、ATACMSがロシア軍にとって一定の脅威であることは認めつつ「我々は迎撃することができ、前線の状況に変化をもたらすことはない」と指摘。米国による供与はウクライナにとっての「苦悩を長引かせるだけだ」と主張した。さらに、米国がこのミサイル供与によってウクライナ支援を強めたことが「より大きく、重要な間違いだ」と強調し、「米国がこの紛争に無関係だとは言わせない。我々は米国が関与していると信じている」と語った。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）は17日、ウクライナ軍が米国から供与されたATACMSをロシア軍に向けて発射したと報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、「米国に感謝する。バイデン米大統領との合意は履行されている。ATACMSは極めて正確で、その能力を証明した」と述べ、米国からの供与とその使用を認めた。【ブリュッセル岩佐淳士】
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October 19, 2023 at 12:50AM
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プーチン氏、米の長射程ミサイル供与を非難「ますます巻き込まれる」 - 毎日新聞
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