経営再建中の賃貸住宅大手レオパレス２１は１６日、負債が資産を上回る状態を指す「債務超過」が２０２２年３月末時点で解消されたと発表した。３月末時点での自己資本が１０億円となり、２１年３月末の８４億円のマイナスから大幅に改善した。同社は２３年３月末までに債務超過を解消できなければ、上場廃止となるおそれがあった。
同社が１６日に発表した２２年３月期連結決算は、売上高が前期比２・６％減の３９８３億円、最終利益が１１８億円の黒字（前期は２３６億円の赤字）だった。最終利益が黒字化するのは４期ぶりとなる。
施工不良物件の修繕を外注から社員による作業に切り替えたり、物件のオーナーに支払う家賃を減らすなどして、経費削減を進めたことが主な理由だ。コロナ禍が和らいで引っ越しや異動が増えたため、通期の平均入居率は８１・２２％と、損益分岐の目安となる８０％を上回った。２３年３月期連結業績では２４９億円の最終黒字を見込んでいる。
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May 16, 2022 at 09:06AM
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レオパレス２１、債務超過を解消し上場廃止回避へ…修繕の外注やめるなど経費削減で - 読売新聞オンライン
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