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触り心地抜群!インテリアとしてもよし!アストロシティミニ先行プレイレポ - IGN JAPAN

セガは家庭用ゲーム機「アストロシティミニ」を12月17日に発売する。

本機は1984年から1994年までに同社がアミューズメント施設で展開したアーケードタイトル計36本を、6分の1サイズにしたアストロシティの中に収録したプラグインプレイ式のゲーム機である。また、筐体に付いているスクリーンでもプレイできるようになっており、SNKが発売したNEOGEO miniに近い作りとなっている。

先日、都内某所で本機を先行で触らせて頂く機会を得て、プレイはもちろんの事、本体の外観を観察していくうちに本製品が並々ならぬ製作者からの愛情からできた一品だと感じた。

ボタンの手触り、操作感はGood!

最初にアストロシティミニを目にしたときの印象は「意外に大きい」ということ。この手の製品のコンセプトである「手のひらサイズ」という表現が似つかわしくない大きさに加えて、持ち上げてみると意外にもずっしりとした重量感がある。そして別売りの「ゲームセンタースタイルキット」とドッキングされている様子を見ると、本製品を遊んでいなくても同じスケールで作られたフィギュアを並べたり、付属している椅子に座らせるなど、インテリアとして飾るだけでも満足が行くような作りになっていて感心させられた。

ちなみにこのアストロシティミニは6分の1サイズなので、このスケールのフィギュア、しかも可動となるとホットトイズやサイドショウのような高級路線のものか、自作のドールかという感じになる。このドッキングされている形状がかなり気に入ってしまい、インプレッションとしては不適切であることは十分承知の上で、今回はこのドッキングされている状態で先行プレイを行った。

また、この「ゲームセンタースタイルキット」の中身は空洞で、表には硬貨を入れる穴もついている貯金箱スタイルとなっている。ここでDIYができる僕としてはこの空洞を活かして定格電源のバッテリーを入れ込んで、スタンドアロンでも遊べるようにカスタマイズできるなと感じた。

さて、プレイしてみてすぐに感じたのが手触りの良さ。本体に付いているレバーやボタンの押し具合、そして触感はまさに当時ゲームセンターのものと近似しており、収録されているタイトルをゲームセンターでやり込んできた人にとって納得のいく仕上がりとなっていると思う。ボタンやスティックは実機の2分の1サイズのため操作もしやすく、小さいながらもしっかりとプレイができた。

特に気に入ったのが画面の大きさ。ネオジオミニと比較すると体感1.3倍ほどの大きさで、映像がクリアに見えるだけでなく、横スクロールシューティングのようなものだと、敵弾のドット絵がはっきりと視認できるので凄くありがたい。

エミュレーションの品質もGood

現在の試作機でも十分アストロシティの雰囲気は再現できているのだが、本製品ではさらに筐体の手触り感を追求した物となるそうなのでとても楽しみだ。

ソフトのエミュレーション部分の確認として『サンダーフォースAC』、『バーチャファイター』、『ぷよぷよ通』など、遅延が許されないコンマ一秒を競うゲームを触ってみたところ、ボタン感度も良く、遅延も感じることなく快適なゲームプレイが体験できた。グラフィック面で驚いたのが『バーチャファイター』。僕は当時サラを使っていたのだけど、思い出にあった「バーチャ1のサラ」よりもかなりきれいになっている。これも担当者から話を伺うと、当時の筐体では映し出せなかったものが表示できるようになったことから、当時の3Dポリゴンで作り込まれていた表情や顔のモデルがより鮮明になったとのことだ。

続いて、試作機のアーケードコントローラーも触ってみたのだが、残念なことにまだ商品レベルでの完成度に至っていない本当の試作状態。万全の状態でないため、多少の遅延や不具合があったが、サイズ感や手触り感はしっかりとしている。ここまで体感したアストロシティミニへの作り込みの具合から、きっと納得の行く完成度の高いものが作られるであろう。

むしろ当時遊び倒したようなプレイヤーはこちらの方が安定してプレイできるかと思うので、購入を検討している人は前向きに考えてもいいと思う。

アストロシティミニの背面には電源を挿すUSB Type-Bの端子と、コントローラーを挿すUSB Type-C端子が2つ、そして映像出力用のHDMI端子がついている。

NEOGEO miniでは本体を小さくするための工夫としてコントローラーはUSB typeC、映像出力はHDMI-typeCが採用されていた。NEOGEO miniのHDMI-typeCは結構曲者で、ケーブルが同梱されていないせいでモニターへの出力に苦労したものだが、一方のアストロシティミニは汎用性の効く通常のHDMI端子が採用されているので、どの家庭でも問題無くディスプレイ接続をすることができるだろう。これは地味にうれしいポイントだ。

 

さて今回いちばん変化があったのは名作『スペースハリアー』。一見するとなんの変哲もないいつもの『スペースハリアー』のように見えるが、右下に注目すると、「リバース」「ノーマル」の表記が見える。これについて話を訊くと、これは外側にあるボタンを長押しすることで上昇下降の操作を切り替えて、反転させる機能を実装したという。現在この上昇下降の操作は直感的な操作が求められるため、このような過去のゲームでも現代的な操作が選択できるようになっているのは新しいセガファンを作る施策として良いものだと感じた。

今回の試遊の最後に一点、別エディションの予定について質問を投げた。

過去にNEOGEO miniは発売後に収録内容が異なるインターナショナルエディションやサムスピエディション、クリスマスエディションを立て続けに発売してファンの不信を買い、セガもメガドラミニの発売から約半年後に『エイリアンソルジャー』を加えたアジアエディションを発売したので、いち消費者として後出しジャンケンのような思いをしたくないという意図から訊いてみたのである。

回答としては「アストロシティは海外での展開がないので現状予定はしていない」という予測可能なものだったが、同じように不安に感じている人はこれを信じて購入の判断材料にするとよいだろう。

試作機を触り終わった感想としては、スケール感から手触り、仕様のとっつきやすさが良く、十分製品として仕上がっていると感じている。ここからさらに外装の手触り感を追求してグレードアップしていくというのだから発売がとても楽しみになってきた。

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